フランスで3度目のロックダウン！パリ首都圏、オードフランス地域等で実施！

3月18日、感染第3波にともない。フランス政府から新たなコロナ対策が発表されました！
というわけで、以下に要点をまとめています。

それでは早速見ていきましょう！

要点

●感染状況

英国株の影響で、感染の拡大スピードがここ数日で速まっている。
3月17日の1日あたりの新たな感染者は約3万人超え、3月18日は3万5千人。
感染者のうち4分の3は英国変異株。

病院は逼迫しており、ニュースによるとパリを含むイル・ド・フランスではコロナ感染患者を他県に運ぶなどして対応しています。特に若くて健康な患者の長期入院が増えています。

●対策

①ロックダウン

- 3月19日夜24時から4週間ロックダウン。対象地域は、イル・ド・フランスの8県、オー・ド・フランスの5県、アルプ・マリティム県、セーヌ・マリティム県、ウール県の計16県。
- 上記16県では、例外を除いて外出不可。例外は、新鮮な空気を吸う、散歩、運動、買い物、通院、手続き、仕事など前回とほぼ同様。ただし、時間無制限で、距離は自宅から10km以内。
- 地域圏を超える移動は基本的に不可。例外は仕事で必要な際のみ。

②夜間外出禁止

- 上記16県以外は、夜間外出禁止の開始時間が、18時から19時に変更。19時〜朝6時までが外出禁止になります。

●学校

学校はこれまで通り、幼稚園、小学校、中学校までは通学継続。高校は、上記16県では半数投稿。大学は現状維持。

●商店

- 宗教施設、レストランは引き続き閉鎖。
生活必需品、本、音楽に関わる商店、美容室は営業継続可。

●テレワーク

最大限テレワーク。従業員が希望すれば、週に1度の通勤は可。

●ワクチン

- 状況 : すでに約560万人が1回目のワクチン接種を終了。高齢者施設に入所している高齢者はほぼ完了。65歳以上の45％が1回目の接種を終了。

- 今後の予定 : 4月中旬からはジョンソン・エンド・ジョンソン社のワクチンも使用開始予定。65歳以上で慢性疾患がない方は4月中旬から、50歳以上の方は5月中旬からワクチン接種可能。

- 目標 : 4月中旬までに75歳以上の脆弱な方、50歳以上の慢性疾患を持つ方(1千万人)、5月中旬までに50歳以上の全員(2千万人)、6月中旬までに18歳以上の3分の2(3千万人)のワクチン接種を目標。

- アストラゼネカ : 3月15日からアストラゼネカは血栓症などの副作用が大きく発症率も高いことから、アストラゼネカのワクチンは接種を停止されていましたが、欧州医薬品庁から重症化を防ぐ効果と安全性が確認されたので接種再開。

●感染したら

- 症状がある場合、濃厚接触者は①検査の結果を待たずに自主隔離、②周囲の方に知らせる。

- 呼吸困難等の重症の場合は、訪問看護師の利用可能。自宅で酸素吸入も可能。

- 慢性疾患を持つ方、70歳以上の高齢者は、重症化を防ぐことができるモノクローナル抗体(Anticorps Monoclonaux)の服用が可能。フランス国内全国の病院でこの治療を受けられます。

- 味覚や昇格の異常、倦怠感などの症状が長く続く場合はかかりつけ医に相談する。精神科医、整形外科医による治療も可能。

まとめ

ついに3度目のロックダウン！フランス人の間では、「ロックダウンに備えて、郊外の庭付きの家に引っ越したから準備万端！」という人もいれば、「結局2度目のロックダウンの時もみんな出歩いてたし、意味ないんじゃない？」といっている人など様々。ロックダウン前日の今日は、地方の実家や別荘に行くパリジャン達でTGV(新幹線)は満席だったそう💦

パリ市長によると、厳しいロックダウンを短期で行って、夏以降閉鎖しているレストランなどを再開させたいそう。そう上手く行くと良いけれど、、、どうなんでしょう。

英国変異株の影響で感染状況が悪化していますが、政府によると今後ワクチンの影響で重症化する患者数は減っていくだろうとのこと。それでも、油断せずにしっかり気を引き締めて生活したいと思います。

最後になりましたが、医療現場で働く方々、長い長い戦いをずっと支え続けてくれてありがとうございます。感謝と尊敬の気持ちで胸がいっぱいです。

そして、最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました！
季節の変わり目ですので、どうか皆様ご自愛下さいね！

それでは、à bientôt 😊

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