O'bon Paris Blog

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2021年4月22日発表フランスのコロナ情報!やっと減少傾向に!

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Bonjour ! 4月22日夜、カステックス首相の会見が行われました。
現在ロックダウン中のフランス。今後どのように制限が変更になるのか。ワクチンはどうなのか、などなど気になる点をまとめてみました。

 

 

感染状況

変異株の影響で昨年よりも期間が長引いている、今回のロックダウン。4月22日の感染者数は約3万人。やっとここ1週間で減少しており、先週に比べると17%減です。ピークは越したと見られていて、今後数日以内に重症患者数も減っていくだろうとのこと。

 

今後の制限緩和目標

未だすぐにロックダウン解除とはいきませんが、今後のどのように制限が変わっていく可能性があるのかも発表されました。
- 日中の外出制限 : 感染状況によっては5月3日以降に制限解除。
- 夜間外出制限 : 現在の19時以降の夜間外出禁止については5月中旬に判断。
- テラス席、商店、文化施設、スポーツ施設 : 5月中旬の再開が目標。ただし、地域ごとに段階的に行われます。

 

検査

引き続きラボや薬局での検査は継続。4月12日からは自己検査も可能になりました。自己検査は薬局で購入できます。

 

ワクチン

今週末までに約1400万人が1回目のワクチン接種完了予定。現在、毎週約250万人がワクチンを接種しています。5月中旬からは50〜60歳のワクチン予約が開始。
アストラゼネカ社のワクチンは特に若年層で副反応が見られているため、フランスでは55歳以上の方にのみ使用。よって、ワクチンは55歳以上がアストラゼネカとジョンソン&ジョンソン、55歳未満はファイザー及びモデルナを接種できます。

 

出入国

4月24日から、ブラジル、アルゼンチン、チリ、南アフリカ、インド、フランス領ギアナから入国する場合の条件 :
- フランスに入国できるのはフランス国民とその配偶者と子ども、またはフランス在住者。
- 出発前36時間以内のPCR検査陰性証明書、または出発前72時間以内のPCR検査陰性証明書と24時間以内の抗原検査の陰性証明書の提示。
- フランス到着後、空港から市内へ出る前の抗原検査。
- 登場前と到着後の自主隔離場所の証明。
- 隔離場所から必需品等を購入するための外出時間は10時~12時に限定。自主隔離の遵守状況の確認は警察または憲兵が実施。違反した場合の罰金は現在の135ユーロから、1000~1500ユーロに引き上げ。


学校

❶登校
- 4月26日よりすべての学校が再開される。
・幼稚園と小学校については登校が再開され、中学校と高校については、4月26日から一週間は遠隔授業を実施し、5月3日以降登校が可能となる。
・高校については半数ずつの登校。ただし、特に感染状況が悪化している15の県(イル=ド=フランス地域圏の8県、ノール県, エーヌ県, オワーズ県, サルト県, ロワール県, ローヌ県, ブーシュ=デュ=ローヌ県)では、中学校の第4学年と第3学年についても半数登校。

❷検査
- 4月26日より全児童生徒を対象に、保護者の同意のもと、学校において唾液検査を実施する。
- 中学生については、学校での唾液検査か自己検査を実施する。
- 15歳以上の生徒は、5月10日から夏休みが始まるまで学校内で週に1回の自己検査を実施する。
- 教職員は、無料の検査キットを配布し、週に2回自宅で自己検査。
- 来週から唾液検査を週に40万人に対して実施、5月中頃までには週に60万人を目指す。

❸試験
- BrevetとBaccalaureatは実施され、口頭試験と哲学の試験は対面で行われる。
- 高等教育機関の6月の試験も対面で実施。Concoursも行われる。

 

まとめ

時間はかかっていますが、一歩ずつ一歩ずつ普段の生活が近づいてきているよう。以前のように厳しい外出制限ではなく比較的自由度の高いロックダウンだったので、個人的に窮屈さは以前よりも軽かった印象の今回。それでも、お子さんのいるご家庭や、レストラン経営をされている方々にとっては、長期間だし厳しいものだったんじゃないかな、と思います。少しでも希望が見えてきて、心が明るくなりますね😊

それでも油断せず、支えてくれるエッセンシャルワーカーの方々に感謝しながら慎重に行動したいところです。

皆さんどうかご自愛くださいね🙏💓