外出自粛中に読みたい、フランスにどっぷり浸れるおすすめ小説
Bonjour ! フランスでは未だ新型コロナウイルス感染拡大の波は強まるばかり。日本も外出自粛がいよいよ始まりましたね。おうち時間が長くなるので、新しい趣味を始めてみてはいかがでしょうか?
というわけで今回はフランスの雰囲気が目に浮かぶ、おすすめ小説まとめをお届けします!
私自身、フランスに残り3月17日からずっと自宅にいます。最初はネットフリックスやアマゾンプライムなどで映画やドラマに浸っていたのですが、だんだん見たいものが無くなってきました。。。
じゃあ、今度は読書をしてみよう!!
と言うわけで、お家から心だけでもフランスへ「バーチャル旅行」できるような、フランスの世界観にどっぷり浸ることができるおすすめ小説を早速見てみましょう !
おすすめ小説まとめ
1.「悲しみよこんにちは(Bonjour Tristesse)」 フランソワーズ・サガン
17歳の夏を南仏コート・ダジュールで過ごす少女の物語。複雑でごちゃまぜになった主人公の感情の渦に、心を鷲掴みにされる作品。
美しい風景描写は、まるでキラキラした光と海のコート・ダジュールに読者を導くかのよう。これが18歳で書き上げたというサガン、素晴らしすぎ。
2. 「恋するよりも素敵なこと-パリ7区のお伽話(Ensemble, c'est tout)」アンナ・ガヴァルダ
軽めの小説。喧嘩しては励まし合い支え合うパリジャン達のお話。甘くほろ苦い人生や恋を楽しみながら生きる、本当のフランス人らしさを感じられる作品。
2007年に公開されたオドレイ・トトゥ主演の映画もおすすめ。
3. 「星の王子さま」 サン・テグジュペリ
子供向けの本ではあるけれど、大人になっても読む度に心が温かくなる、毎回大切なことを教えてくれる作品。
思い立ってふとまた読みたくなる、そんな名作です。
4. 「日々の泡(L'Ecume des Jours)」もしくは「うたかたの日々」ボリス・ヴィアン
イマジネーションが作り出す詩的な世界観で、パリに暮らす男女の青春の日々を描いた物語。幻想的な出来事が起きる独特のリアリズムの中で小さな喜びを集めながら過ごす二人がなんともチャーミング。
こちらも「ムード・インディゴ うたかたの日々」という題で映画化されています。映画も夢の中に迷い込んだかのようで本当に素敵。
5. 「南仏プロヴァンスの12ヶ月(A Year in Provence)」ピーター・メイル
イギリス人作家がその名の通り、南仏プロヴァンスで過ごした1年間のお話。読みやすく、ゆったりリラックスしたい時におすすめ。
南フランス独特ののんびりした雰囲気に、一癖も二癖もある登場人物たち、美味しそうな料理の数々、フランスの伝統文化などなど、フランスやプロヴァンスの街に恋に落ちてしまう作品です。
6. 「移動祝祭日(Paris est une fête)」アーネスト・ヘミングウェイ
文芸が花開いた1920年代の彼のパリ滞在時を振り返る追想記。彼がこよなく愛した、セーヌ川やカフェの立ち並ぶパリの日常風景を感じられる作品です。
「もし君が、幸運にも青年時代にパリに住んだとすれば、君が残りの人生をどこで過ごそうとも、それは君についてまわる。なぜならばパリは移動祝祭日だからだ」
このヘミングウェイの言葉こそが、この作品の日本語訳版の名前の由来。
7. 「ボヴァリー夫人(Madame Bovary)」ギュスターヴ・フローベール
19世紀フランス文学の名作。田舎の平凡な結婚生活に退屈した女主人公が、華やかな世界に憧れて不倫や借金に溺れ、人生に絶望して行く物語。欲望と妄想に駆られた主人公とその周りを囲む人々の欲望と地獄を語った、激しく残酷なフランス文学らしい作品。
言葉の美しさもまた魅力の一つです。
8. 「夜明けの約束(La promesse de l'aube)」 ロマン・ガリ
ジーン・セバーグの夫で天才作家のロマン・ガリの自伝小説。幼少期、青年期、そして戦時中の母との繋がりについて語られています。母の愛とそれにに応える主人公の愛を描いた至極の作品。
9. 「赤と黒」 スタンダール
実際の事件をもとにしたスタンダールの名作。1830年代を舞台にした、美しい青年が貴族の女性たちを踏み台にして出世していく物語。
一見おとなしいのに実は相当な野心家である主人公、そして彼を囲む強烈なキャラクターの女性たちに当時の時代背景の影響を強く感じます。細かい心理描写に飲み込まれていく感覚が特徴的。
気になる作品はありましたか?
ぜひ、本で心だけフランス旅行をし、おうち時間を充実させましょう。
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